理事長メッセージ

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理事長挨拶『4期目にあたって』

西本 誠實

 去る4 月3 日に開催された理事会におきまして、引き続き理事長を拝命することになりました。この度の理事長選任は昨年6 月に制定されました『学校法人神戸学院次期役員等候補者選考委員会規程』に基づき、次期役員等候補者選考委員会で選考及び推薦いただき理事会で決定されました。
 次期役員等候補者選考委員会では、これまで取り組んできた法人改革をより『深耕』したいという私の表明にご理解をいただき理事長の職責を継続させていただくことになりました。

 私は、本法人が抱える諸問題を改善・改革に導くため理事長の諮問機関として『法人機能・財政検討ワーキンググループ』(2016 年7 月25 日設置、後に常任理事会諮問機関に変更)、次いで常任理事会の諮問機関として『法人機能検討会』及び『法人財務検討会』を順次設置し、その答申の下にそれぞれの課題に取り組んできました。
 その実行の中で法人構成員のご理解と努力により、いくつかの成果も出ました。しかしながらワーキンググループ及び2 つの検討会の答申内容には程遠く未だ十分な成果を得ていない重要課題を残しており、今後はこれら未精査の事案にスピードを上げ取り組み、更には今日的な最大の課題であるコロナ禍の諸課題にも迅速に対応し、後世に残る大学(法人)としたいと考えております。

 これまでの取り組みは経営責任を担う理事会・常任理事会そして監事・評議員会が適正に機能を果たすために、法人機能の一層の強化に努めてまいりました。理事構成の変更及び理事・監事・評議員定年制の導入、学校法人神戸学院次期役員等候補者選考委員会規程の制定により次期役員選考の透明性を図るとともに、これまでの懸案事項であった常勤監事の設置も実現しました。
 3 期目(2018 年から3 年間)に注力した課題は、①経営基盤の確立に向けた法人体制の整備、②財政健全化に向けて検討すべき事項、③職員の組織力強化に向けた評価制度の導入、④経営資源「人(人事)・物(施設整備)・金(財務)」の法人による一元化、⑤附属中学校・高等学校の財務状況改善でありました。
 課題の①②③は法人役員が改革改善に取り組むにあたっての恒常的な課題ではありますが、その前提として大学事務局に依存していた法人業務を見直し、法人事務局を新たに設置し、理事会をはじめとする法人諸機関が経営諸課題に取り組む体制の強化を行いました。このことが常任理事会での十分な議論と迅速な対応を可能とし、理事会への十分な情報提供と適正な判断を促すことにつながっていると考えます。
 ④⑤については未だ手つかずといっても過言ではなく、今後の早急な対応が必要と考えております。
 これら法人経営の重要課題に取り組むにあたっては、これからも法人構成員の理解と協力を求めるこれまでの姿勢には変わりはなく、多くの教職員との協働作業によってのみ成し得るものであると認識しております。

 最後にコロナ禍の課題に触れます。
 昨年(2020 年)、年が明けて直ぐに日本はおろか世界中に新型コロナウイルス感染症が蔓延しました。その感染は未だ衰えることなく完全収束にはまだ時間がかかると予測されています。この事態で教育の現場も大きな課題に直面しております。オンラインと対面を組み合わせた授業の在り方、新たな教育ツールの開発と活用、DXの推進、更には高等教育の在り方が問われる事態となっています。
 With コロナを見据えた本法人の対応は、学生生徒の学びを確保すること、学生生徒一人ひとりの安心・安全を確保すること、かつ学生生徒を感染源にさせないことに注力しています。学生生徒の学びを確保するため、経済的支援を必要とする学生生徒諸君への奨学金交付など迅速に対応してきましたが、コロナ禍2 年目においても緩むことなく対応致してまいります。併せ教学が主体的に取り組む教育改革においても財政基盤を確保する中で最優先に支援を実施してまいります。

2021年5月25日

学校法人神戸学院
理事長 西本誠實

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